As the way fiction is created and accepted in society is being fundamentally enhanced and transformed by artificial intelligence technology, this study will analyze fiction's impact on cognition and society and explore its applications. We will discuss the "science of fiction" fundamentally in terms of its creation process and its impact on the creative process and creative works. Including researchers in aesthetics and philosophy, cognitive science, knowledge science, business administration, and artificial intelligence, and in collaboration with not only researchers but also creators involved in artificial intelligence technology in the creative field, we will fundamentally examine the meaning of fiction and the "science of fiction" and question it in terms of innovation it provides to society. This research will proceed with three themes on "Artificial Intelligence and the Science of Fiction": A. Cognition of Fiction, B. AI Application of Imagination Support, and C. AI Extension of Science Fiction Prototyping. Through these efforts, we will construct an artificial intelligence-based creation assistance system for fiction creation by humans and develop a new field of creation through the co-creation of humans and AI. AI will expand human ideas, enhance creativity, and generate innovation by creating new products, services, and future societies that use these products and services.
本研究は社会におけるフィクションの制作と受容のされ方が、人工知能技術により根本から強化・変革されつつある中で、改めてフィクションの認知・社会に与える影響を分析し、その応用を提案する。虚構の物語の創作過程や創作物の影響に関する議論を、フィクションが与える影響について一度根本に立ち戻って「虚構の科学」を議論する。美学・哲学、認知科学、知識科学、経営学、人工知能研究者を含め、また、研究者のみならず、創作現場で人工知能技術にかかわる創作者たちと共同で、根本的に虚構の意味と「虚構の科学」を検討し、社会に与えるイノベーションの観点から問いかける。本研究では「人工知能と虚構の科学」について、「A. フィクションの認知」「B. 想像力支援のAI応用」「C. SFプロトタイピングのAI拡張」の3テーマで進める。これにより、人間によるフィクションの創作に対する、人工知能による創作補助システムを構築し、ヒトとAIの共創による新たな創作分野を開拓する。人間の発想をAIによって拡げ、創造性を高め、創作物から、新しい製品やサービス、これを用いた未来社会が発想されることで、社会に対してイノベーションを起こす。
Newsお知らせ
- Project News Dr. Wu Yan Lecture Online Registration (until Sept. 2th) 呉岩先生講演会オンライン参加登録 (9/2まで) 9/7 (土) 15:00-17:00 に、SF作家でありSF研究者の、中国南方科技大学教授 呉 岩先生を日本にお呼びし、中国におけるSF研究の現状や、科学技術との関係について講演いただきます。講演は中国語で行われ、日本語での逐次翻訳が付きます。 本イベントのオンライン参加は無料です。 日時:9/7 (土) 15:00-17:00 (講演会) タイトル:「中...
- Project News Notification of Special Researcher Recruitment (Deadline: 10/1/2024, Starting: 4/1/2025) 研究員募集のお知らせ(2024/10/1締め切り、2025/4/1着任) 募集人員 特任講師(有期)、特任助教(有期)、または研究員(有期)1名 所属 慶應義塾大学グローバルリサーチインスティチュート サイエンスフィクション研究開発・実装センター(慶應SFセンター) 専門分野 本公募は学術知共創プログラム「ポストヒューマンのための想像学」における公募である。本研究プロジェクトでは、ポストヒューマニティの時代における人間の想像力のあ...
- Project News Media: Organized session "Artificial Intelligence and Story Application" at The 38th Annual Conference of the Japanese Society for Artificial Intelligence 人工知能学会全国大会オーガナイズドセッション「人工知能と物語応用」開催・記事掲載 2024/5/28-31に静岡県浜松市で行われた第38回人工知能学会全国大会にて、オーガナイズドセッション「人工知能と物語応用」を開催し、11件の研究発表と多数の参加者に来場いただきました。 https://www.ai-gakkai.or.jp/jsai2024/ セッションはモリカトロンラボさんのページで公開されています。 【JSAI2024】生成AIを...
- Project News SF Carnival "The Future of Science Fiction, Science Fiction Studies, and Science Fiction Thinking: An Event Commemorating the Founding of the Keio Sci-Fi Center". SFカーニバル『SF・SF学・SF思考の未来:慶應SFセンター設立記念イベント』 2024年1月1日より、慶應義塾大学にサイエンスフィクション研究開発・実装センターが誕生しました。 日本の大学組織の中では初の、SF研究を専門としたセンターであり、SF作品の研究はもちろん、かつてのSF学や、昨今盛んなSF思考・SFプロトタイピング、スペキュラティブデザインや経営学、さらには生成AIを中心とした創作環境の変化までを研究対象としています。 イベ...
- Project News Japanese Society for Artificial Intelligence Annual Conference (JSAI 2024) Organized Session: OS-32 "Artificial Intelligence and Narrative Applications" 【研究発表募集】JSAI 2024オーガナイズドセッション「人工知能と物語応用」 2024年度人工知能学会全国大会(JSAI 2024) オーガナイズドセッション OS-32「人工知能と物語応用」 2024年5月28日(火)〜5月31日(金) *OS開催日程調整中 静岡県浜松市 アクトシティ浜松 + オンライン 会場(会議室) *調整中 出版環境の変化および生成 AI による創作支援に伴い、創作を巡る環境が急速に変化している。これは、創...
Memberメンバー
- OSAWA Hirotaka大澤 博隆 Assoc. Prof., Keio Univ. 慶應義塾大学 准教授
- NISHINAKA Miwa西中 美和 Prof., Kagawa Univ. 香川大学 教授
- KIYOKAWA Sachiko清河 幸子 Assoc. Prof., The Univ. of Tokyo 東京大学 准教授
- NAMBA Yuuki難波 優輝 Theo Corp/ Visiting Researcher, Ritsumeikan Univ. 株式会社セオ商事/ 立命館大学・客員研究員
- MIYAMOTO Dohjin宮本 道人 Project Researcher, The Univ. of Tokyo 東京大学 特任研究員
- KURIHARA Satoshi栗原 聡 Prof., Keio Univ. 慶應義塾大学 教授
- MIYATA Ryu宮田 龍 Leader for RDS, Araya Inc. 株式会社アラヤ 研究開発事務リード