Research研究紹介

ヒューマンエージェントインタラクション研究室では、ユーザから「社会的存在」として認識される「エージェント」を用いたインタフェースについて研究しています。
HAI研のおおまかな活動方針は、以下の2つになります。

  1. 「人らしさ」の可能性を調べる
  2. 「人らしさ」を人工物に応用する

以上の方針に基づき、HAI研では複数の研究プロジェクトに分かれて活動を行っています。

We are studying interfaces using “agents” that are recognized as “social existence” by users. The rough activity policy of HAI lab research is categorized as follows;

  1. Examine the possibility of “human likeness”
  2. Apply “human likeness” to artifacts

Based on the above policy, HAI Laboratories are divided into a number of research projects and conduct activities.

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  • コミュニケーションゲームHanabiを用いた協力行動の研究 コミュニケーションゲームHanabiを用いた協力行動の研究 他者の意図を読み取る社会的知能タスクの中で最も困難なタスクの1つは、他者の行動から自身の状態を推定することです。この行動は人間の知能の特徴の一つであると言って良いでしょう。我々は他社の心を推定する人工知能タスクとして、Hanabiと呼ばれる協力ゲームを用いて研究をしています。Hanabiは、すべてのエージェントが協力して得点を集める協力型のカードゲームです。... View More
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  • 同調動作を利用した遠隔コミュニケーションの改善 同調動作を利用した遠隔コミュニケーションの改善 本研究では、同調動作を実装したテレプレゼンスロボットを開発し、テレプレゼンスロボットによる同調動作の有用性を調査した。開発したロボットを用いて実際に遠隔コミュニケーションを想定した対人対話を行い、ロボットによる同調動作、感情のマージがあった場合となかった場合での、ロボットと対面した被験者のロボットへの評価、会話の質への評価の違いについて調査した。 1. So... View More